開戦の合図は我が手に! キャプテンダイス
これ、なんだと思います??
レストランの呼び鈴?
いえいえ、違います。
キャプテンダイスのコンポーネントです。
ダダーーーーン!
キャプテンダイス!!
今日はキャプテンダイスについて語ります。よろしくお願いします。
このベル、前はお店の呼び鈴とかで見かけましたが、最近はあまり見ないですね。
正式名称をプッシュ式ドーム型リンリンベルというらしいです。
嘘です。
卓上ベルというらしいです。
とりあえず、キャプテンダイスの簡単な説明をば。
キャプテンダイスはリアルタイム陣取り心理戦ゲームです。
一度で3つのゲームジャンルが楽しめるわけです。この欲張りさんめ。
プレイヤーは海賊となって、財宝の島を取り合います。
ゲームが始まったら、それぞれ自分の色の山札とダイスを受け取ります。
次にこんな感じで、財宝の島カードをベルの周りに並べます。
これで準備は完了。
このゲームは、大きく分けると3つのフェイズがあります。
一つめは、手持ちのサイコロを使って、財宝の島を仮確保するサイコロタイム。
二つめは、仮確保して自分の陣地となった島に、攻撃カードを伏せてセットするセッティングタイム。
三つめは、全員の攻撃カードを表にし、お互いのカードの効果で、他の人の陣地を邪魔し合うバトルタイムです。
バトルタイムにて、生き残った自分の陣地のカードが、財宝としてそのまま得点になり、次のラウンドに進みます。
ベルの周りに、一定枚数以上の財宝カードが置けなくなると、ゲームが終了し、最も財宝カードを集めた人の勝利です。
このゲームで一番大切なのは、サイコロタイムでしょう。
サイコロタイムは、親プレイヤーががベルを押したその瞬間、開始されます。
サイコロタイムが始まると、全プレイヤーは手持ちのサイコロ6つを全て振ります。
財宝の島カードには二つのダイスの目が書いてあり、対応する自分のダイス二つをカードの上に置けば、そのカードを陣地として確保できます。
これは手番順ではなく、全員がリアルタイムで行います。
もし、サイコロの目が悪かった場合、手持ちのサイコロを全て降ることで、振り直すことができます。
サイコロタイムは、誰かがベルを鳴らすと終了します。
ベルを鳴らすのは、プレイヤーを問わず、連続した3つの場所にサイコロが置かれていれば、誰でも鳴らすことができます。
つまり、条件さえ満たしていれば、誰でもサイコロタイムを強制終了させることができます!
後のバトルフェイズにてうまく立ち回れるよう、ギリギリまで粘り、サイコロを振り直し続けるか、
それとも陣地はほどほどに、他のプレイヤーが足場を固めるのを阻止すべく、さっさとベルを鳴らすか。
みんなが慌てながら、延々とサイコロを振り直し続ける状況は、なかなかに狂気じみていて面白いです笑
そして、
あと一箇所確保すれば、3と5さえ出てくればいいんだ!!!!
と祈りながら振り続ける極限の最中、突然告げられる
チーン!
という元気な終了の合図はあまりにも無慈悲です。
ちなみに、終了のベルを鳴らした人は、その瞬間から親となり、以降のバトルタイムでかなり有利です。
次のサイコロタイムの開始は、親の任意のタイミングで鳴らされたベルの音なので、そこでまた一悶着あるでしょう笑
バトルタイムでは、先ほどの喧騒とは打って変わって、静かなどす黒い腹の読み合いが始まります。
バトルタイムが始まると、セッティングタイムで、各プレイヤーの陣地にセットされた、攻撃カードの効果を解決していきます。
攻撃カードは6種類あり、それぞれ特殊効果と、攻撃範囲、そして番号が書いてあります。
陣地にセットされた攻撃カードを、番号の小さい順から解決していき、他のプレイヤーによって攻撃された陣地は失われてしまいます。
最後まで守り抜いた陣地は、自分の得点になります。
この攻撃カードは、プレイヤーごとに同じ内容で、一度使用したカードは捨て札になります。
その捨てたカードを次に補充できるタイミングは、全ての手札を使い切った時です。
また、セッティングタイムでは、親から時計回りに一枚ずつカードをセットしていきます。
これによって、相手が置いたカードと、手持ちのカードを予想するという、読み合いが生まれます。
この際、財宝カードが多いプレイヤーを蹴落とすための協力や相談を行うこともできます。
プレイ時間は20分ほどで、サクッとできるゲームですが、その内容はとっても濃いです!
ドタバタリアルタイムアクション、戦略的駆け引き。
この二つを同時に楽しめ、しかもその二つが喧嘩せずにうまく同居し、バランスを保っている。
素晴らしいゲームです!大好きです!
あと、このゲームを移動させると、中から小さくチーンチーンと鳴って、まるで遊んでくれと言っているようで愛着がわきます。
飼育ゲームの要素も持ち合わせているんですね?
ということでキャプテンダイスでした!